●事前の準備
■運用ポリシー
MobGを運用するにあたって、メール投稿を行う対象ユーザーや管理についての運用ポリシーを決めてください。
例えば、寄稿のみ行う人であるなら、投稿された記事は一旦保留され上位権限者にレビューを受けるべきです。
あるいは、特例の権限を持つ人はメール投稿後、即公開される強い権限を持っていてかまいません。
また、対象ユーザーを任意の匿名ユーザーとし、記事管理を行うような運用も可能です。
メール投稿を行うのは誰なのか。その人の持つ権限はどうあるべきなのか。WordPress上の権限管理とあわせて適切な設定を行ってください。
また、それぞれの運用ポリシーは管理者がきちんと理解し、コントロールするようにしてください。
■メールアカウントの取得
MobGのメール投稿で利用するための専用のメールアカウントを取得してください。
POPが利用できるメール環境であれば、プロパイダで準備できるものでも、フリーのアカウントでもかまいません。
メールアカウントは基本的に、MobG投稿専用のアカウントとして利用し、私信のやりとりなどは行わないようにしてください。
■ユーザーの登録
WordPress管理ツールにて、メール投稿を行うユーザーを登録します。
ユーザーのメールアドレスは投稿するメールの送信者と一致する必要があります。
一人のユーザーが複数のメールアドレスを使って投稿したい場合は、メールアドレスのエイリアスマッピングを利用してください。
※基本的に WordPress 登録ユーザー全てが MobGへログイン可能になります。ただし、ユーザーの持つ WordPress上の権限によって、実行できる処理は制限されることがあります。
●使い方
■一般向け
インストールしたURLを携帯電話などの端末でアクセスします。
ex.) http://www.example.com/mobg/
ログインページにて、登録した WordPressユーザーアカウントを使ってログインします。
メニューの「メール作成」を選択し、メールテンプレートを作ります。
作成したメールに、タイトル、本文を書き加え、必要であれば添付ファイルを付けて送信します。
送信後、しばらくしてからメニューの「ブログ更新」を選択すると、メール投稿した記事がブログに反映されます。
■進んだ使い方
事前に必要な内容を盛り込んだメールテンプレートを作成しておき、携帯などの端末内に保存しておきます。
投稿メールを作成するときは作っておいたテンプレートを使用し、投稿処理指定の内容を必要に応じて書き換えて送信します。
その後、簡易更新スクリプトを使ってブログの更新を行います。
■「メール作成」ez-mail
メールによる記事投稿のヘルパーです。
ウィザードのように各項目を指定すると、投稿用のメールテンプレートを自動生成してくれます。
テンプレートで使用できる記事の投稿指定は、設定によって異なりますが、次のものがあります。
- 投稿カテゴリ
複数指定可能です。指定されない場合は、WordPress管理ツール内のメール投稿時のデフォルトカテゴリが採用されます。
- 投稿時間
指定されない場合は、メールの送信時間が採用されます。
- 記事ステータス
投稿記事をmg-mailで処理したとき、記事を公開・非公開・草稿・レビュー待ちのいずれにするかを指定します。
- ファイル挿入位置
記事本文に対する添付ファイルの挿入位置を指定します。
- 挿入メディアタイプ
添付ファイルに対するメディアタイプを指定します。画像ファイルの場合、サムネイルと中くらいの画像が有効です。
- 動作モード
メール投稿処理をするとき、記事として扱うのか添付ファイルのアップロードのみを行うのか指定します。
- タグ
記事に付けるタグを指定します。既存のタグはチェックボックスで指定します。追加のタグをつける場合はエディットボックス内に記述してください。カンマセパレータで複数記述できます。
「決定」ボタンを押すと「メールを作成する」リンクが表示されます。
このリンクを選択すると使用している携帯端末のメーラーが起動しメールを書くことができます。
メールタイトルはそのまま記事タイトルになります。
本文には、先ほど選択した投稿指定の内容が含まれています。その部分は編集しないようにしてください。各内容が記事の投稿処理指定として取り扱われます。
メールには画像ファイルを添付できます。対応するフォーマットは jpeg, png, gif の3種類ですが、お使いのPHPバージョンや組み込まれているモジュールによっては利用できない画像フォーマットがあるかもしれません。
その場合は、サーバー管理者へ問い合わせてください。
メールを作成後、送信を行ってください。
メールの例
Subject : 今日の昼食
From : hogehoge@example.com
To : mobg@example.com
==== Do not Edit ===========
mg-mailキー:hogehoge
カテゴリ:日記
ユーザー:norida
投稿時間:2007-02-20 18:38
投稿状態:publish
挿入位置:up
挿入タイプ:medium
==== Do not Edit ===========
今日は○○のカレーを食べました。
このサイズ!エビフライ付きで600円は安い!
美味いっす。
------------------------------------------------
添付ファイル : lunch20070112.jpg
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■「ブログ更新」mg-mail
指定したメールアドレスのサーバーからメールを取得し、記事として投稿処理を行います。
投稿処理はメールサーバー内のメールを全て一括で処理します。添付画像の付いたメールは画像を記事の attachment として登録し記事を処理します。
なお、添付ファイル名はオリジナルの名前を使用せず自動的に振り直されます。
メールボック内のメールは全て、投稿記事とみなして処理を行います。
このため、spamや記事以外の私的なメールについても読み込み・処理後、メールの削除を行いますのでプライベートなメールと混在して利用する事はできません。
また、spamとの区別をするために、mg-mailキーを設定することをお勧めします。
※大量のメールを一度に処理すると処理タイムアウトが発生し正常に処理できない場合があります。その場合は、PHPやWebサーバーのオプションでタイムアウト時間を調節したり、小まめにメール処理するようにしてください。
※configs/mg-mail.php 内の $mg_Config['mgmail_proccount'] によって、一度に処理するメール数を設定できます。必要であれば処理数を指定して複数回の更新を行ってください。
※cronが利用できるなら自動更新用スクリプトを組んで定期的に実行させるのも良いでしょう。
■簡易更新スクリプト
mobgezup.php は、MobGにログインすることなく簡易的にブログ更新を実行するスクリプトです。
スクリプト内の
define('MOBG_EZUPDATE_PASS', 'hogehoge');
にアクセスパスワードを設定し、サーバーへアップロードします。
ブラウザや携帯で mobgezup.php へアクセスするとパスワードの問い合わせがあります。設定したパスワードを入力するとブログ更新を実行します。
スクリプトアクセス時に引数としてパスワードを渡すこともできます。
http://****/mobgezup.php?pass=hogehoge
この場合、パスワードの問い合わせ無しにブログ更新を実行します。
これを応用すると、cron などでブログの自動更新が実現できます。
ex)
wget -q http://****/mobgezup.php?pass=hogehoge
を実行するスクリプトを cron で叩けばOKです。
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